皆さんこんにちは。
今回のブログ当番を務めます、きしだです。
題名にありますように、今回のネタは私の大好物⁉「ホネとニホンザル」です
どうぞよろしくお付き合いください。
私は昨年4月、城山動物園に出戻り着任しました。古巣に帰ってきたわけです。そして担当動物はニホンザル。以前担当していたこともあり、懐かしい顔ぶれに「お互いに年をとったねー👀」なーんて言いながらも、知らないメンバー(もちろんサルたち)の顔を覚えるのに四苦八苦しています。
昨年から「おかえり!どうぶつホネホネ展」と銘打って、過去に城山動物園にて飼育していた動物の骨格標本や剥製を展示しています。開園60周年という節目の年に、昔のスターたちに里帰りしてもらう企画。期間を区切りテーマを変えて展示しており、2月6日からいよいよ最終章「ホネのさるやま」を開催中です。
第1弾(7月22日~9月末)「歴代アシカ大集合!」 第2弾(10月9日~1月末)「城山を彩る鳥たち」
私の肩書は「飼育員」。生きている動物の飼育管理と、皆さんにその動物についてのいろいろな情報を「展示」という形を通してお伝えして知ってもらうことが主な仕事です。
じゃ、なぜ骨??生きてないよね。。
実は骨にはその動物の情報がたくさん詰まっています。その形には「暮らし」が出ますし、骨から生前のケガや疾患が見えてくることもあります。つまり、この骨展は「かわいい!かっこいい!」といった外側だけでなく、内側からその動物を知ってもらうことも狙いです。
第3弾(2月6日~3月末)「ホネのさるやま」
一頭一頭個性があり その一生にはドラマがあります
動物園の動物が死亡した場合、獣医が解剖をして死因や体の中の状態を調べます。その結果は飼育員にとって「自分の飼育方法はこの子に対して正しかったのか?」の答え合わせでもあります。そして更にいろいろな答えを求めて、皮をむき、骨をとり、皮をなめしていった先に、このホネホネ展ができあがりました。
動物を扱う私にとって「とことん調べて、次に生かし、財産として残す」ことが死んでしまった動物に対しての供養。そーんな文字通り!「骨まで愛して…」なホネホネ展は3月末まで開催しています。
売店裏休憩所の小さなスペースですが、ご来園の際にはぜひお立ち寄りくださいね。
【ニホンザル・ホネホネ担当:きしだ】